vsバブルスライム 4/7 
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「ちょ……こ、こら」

バブルスライムの一匹が
私の敏感な部分を触っているので、思わず抗議の声をもらした。

「こらこら……こっ、こらこらっ!?
 
 って……えっっ!? ええええっ!?
 な、何をしてるんだ、こいつら!?」

スライムたちは、鎧と肌の隙間にもぐりこみ、
流動する肉体で装甲を押しのけながら、私の装備を脱がせようとする。

「な、何を考えて……! ひぁんっ!」

前々からデザインに疑問を持っていた女性戦士用の甲冑が、
物分りのいいゆで卵の殻のように、つるんとむき取られてしまう。



柔らかい中身が、ひやりとした外気にこぼれ出す。
しかし、ナメクジ責めは終わらない。

「くぁ……! こ、こいつら、毒を持ってるのか!」

せんしは へんなどくにおかされた!

バブルスライムたちが念入りに身体をへばりつかせている。
加圧と浸透圧で、皮膚の隙間にジクジクと、緑の変なものが染みこんでくるのだ。

毒液の効能なのか、
いいかげん精神は立ち直っているはずなのに、いっこうに力が戻らない。

酒を零したような揮発が立ちこめ、甘い刺激感が肌に突き刺さって、
いよいよやばい感じになってしまう。

 


「ま、待って! そこは……ひぁっ!!」

あんな所やら、こんな所やらが、好き勝手に制圧されていく。
ヒダとかシワとかに沿って、緑色のゲルみたいなものが伝う。

奴らはそんな所までもを、プルプルふるえながらいじくり回すのだ。
声を出すなという方が、無茶な話だと思うんだ。

「あっ! あんっ! ひゃあああっ!!」





視点の定まらない、スライム特有のあの瞳。
一体何を考えているのだろうか、不安なこと、この上のない話だった。

やがて肌からしみこんだ毒液が、具体的な効能をあらわしはじめる。

スライム達には明確な目的があったのだが、それはあまりに突飛な内容で、
混乱していた私には、予想するすべすらなかった。

腹の奥、子宮の内側が痙攣を始めていた。
(しかし その時は、ただお腹が熱いとしか分からなかった)

私の胎内の変化を感じ取ったかのように、
バブルスライムの動きが変わる。

身体を伸ばし、固まり、粘液をまとった透明の竿のように突っ張って、

「ひっっ!! あああぁーーーーーーーっ!!!?」



私の 熱くとろける穴の中に、最初の一匹が入ってきた瞬間から、
自分ではもう、何を言ったか良く覚えていない。

「○×○△っ!! わ×□○□が△△○っっ!!!」

ただ頭を振り回して身体を反らしながら、
悲鳴にしては嬉しそうな、ヘンな声をあたりに響かせていた……らしい。

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